愛知県のコンサルファーム大調査 » 経営コンサルにまつわるコラム » よろず支援拠点は活用すべき?

よろず支援拠点は活用すべき?

公的な経営支援機関として、よろず支援拠点があります。ここでは、よろず支援拠点について説明しています。

よろず支援拠点とは

小規模事業者や中小企業の経営課題の解決に、商工会議所や商工会などが取り組んでいます。しかし、経営課題は様々であり、他の専門家に依頼しなければ解決できない場合もあります。よろず支援拠点は、様々な専門家とネットワークを築き、事業者の経営課題の解決に取り組んでいます。

よろず支援拠点の満足度

よろず支援拠点が開設され、経営課題をワンストップで解決できることから、相談件数は順調に伸びています。多くの利用者は、よろず支援拠点の対応に対して満足しているというアンケート結果も出ています。

こうした相談件数の増加に対応するために、よろず支援拠点も相談員を増加し、サテライト拠点の開設も進めています。このように、よろず支援拠点は相談者の満足度も高く、拡大している事業ということができます(2017年3月27日、日刊工業新聞の情報より)

参照元:ニュースイッチ(https://newswitch.jp/p/8474)

よろずコーディネーターによる事例

建設会社から和菓子業界に参入し、国産原料にこだわった和菓子の製造販売に取り組んでいました。和菓子の販売も順調に伸びましたが、他社のブランドで販売するOEM供給をしたことで壁に当たりました。業績が悪化し、資金があるうちに弁護士から廃業を進められました。そんなとき、北海道よろず支援拠点のコーディネーターと知り合い、国産原材料を評価され、売り先を絞った営業活動で、OEM供給の落ち込み分をカバーできる見通しがたちました。

臨床検査技師からセカンドライフでベビー服のファブレスメーカーを起業しました。そして、消費者やバイヤーの目線から高品質でフィット感のある商品を開発しました。愛知県のよろず支援拠点のコーディネータ―の支援を受けることで、デパートとの取引も実現しました。このデパートとの取引実績がブランドとなり、販路の拡大に弾みがつきました。

参照元:中小企業庁(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H27/h27/shoukibodeta/h27/html/b2_4_2_0.html)

愛知県のよろず支援拠点

愛知県のよろず支援拠点は、経営、金融、税務、技術、IT、DXの専門家が無料相談をしています。専門家は、その分野での実務経験や資格を有しており、その分野のコンサルティングに精通しています。ワンストップで経営に関する事業者の悩みを解決できる体制を備えているため、安心して相談することができます。

よろず支援拠点と経営コンサルタントの違い

よろず支援拠点は、様々な専門家が在籍し、経営課題の解決に対応してくれます。しかし、公的機関であることの限界もあり、経営者の全ての悩みに応えることはできません。例えば、顧問契約を結び伴走的にコンサルティングをしてくれるわけではありません。こうしたより経営者に近い立場からコンサルティングを受けたいのであれば、民間の経営コンサルタントに依頼することが必要です。

【愛知県版】中小企業におすすめのコンサルティングファームを見る