「新商品・新サービスの開発に着手したいけれど、どのような手順を踏んで進めていけば良いか分からない」とお悩みの経営者の方も少なくないでしょう。ここでは、開発のポイントや実際の事例についてご紹介します。
何気ない雑談の中からヒット商品が生まれた、なんていうのはよく聞く話です。新商品・新サービスのコンセプトを決めるにあたっては、アイデアを自由に出しあい議論を重ねることがポイントです。出されたアイデアの中から自社の強みを活かせそうなものをピックアップし、コンセプトをまとめていきます。その際、顧客が購入する場面を想定し5W2H(いつ、なぜ、誰が、どこで、何を、どのように、どのくらいの価格で)の形式でまとめることが大切です。
前述でまとめたコンセプトに基づいて事業モデルを構築します。実際に事業化するために必要となってくる機能(生産・仕入、物流、販促、営業など)をもれなく抽出し、自社にない機能に関してはどのようにカバーするか、アウトソーシングするか否かなどを一つずつ検討していきます。自社の強みを活かせそうな機能に関しては、外部委託はせずに自社内で対応するようにしましょう。
事業モデルの概要が固まってきたら、事業を実行に移すための事業計画を作成します。事業計画に盛り込む内容は、具体的なスケジュールや、必要な資金調達方法・返済計画などをまとめた資金計画などです。他にも、売上や利益の目標数値や、最終目標到達までの中間目標をまとめた基本計画についても盛り込みます。事業計画を作成する際は、収支のシミュレーションも行い、撤退が必要となる目安についても予め検討しておきましょう。
独自の染色技術で小物雑貨類を製造・販売する企業は、主力事業であるOEMの衰退という課題に直面し、新たな事業を模索していました。そこで、昨今の衣料品業界のSDGsへの取り組みに着目し、退色や黄ばんだ衣料を自社の強みである染色技術で蘇らせる事業をスタート。事業の目新しさがマスコミの目にとまり、消費者へ広く認知されるように。開始半年で受注数は500件を突破。予約待ち状態のヒット商品となり、売上の5%を占めるまでに成長しました。
参照元:経済産業省(https://jirei-navi.mirasapo-plus.go.jp/case_studies/1585)
岐阜県にある墓石・石材加工店は、自社の石材加工技術を活かした焼肉調理器具を飲食店に向けに販売し、順調に販売数を伸ばしていました。しかし、コロナの流行によって主力の墓石事業まで売り上げが減少に。対策を模索していた中で、巣ごもり需要に着目し、焼肉調理器具を、ECサイトを通じて個人向けに販売。月間600枚を売り上げ、丁寧な応対が評価されECサイトの優良店に認定。現在では売り上げの13%を占める主力チャネルに成長しているそうです。
参照元:経済産業省(https://jirei-navi.mirasapo-plus.go.jp/case_studies/1563)
新商品・新サービスを開発するにあたっては、コンセプトをまとめて事業モデルを構築し、事業計画を作成するといった手順を踏むことが必要です。また、新商品・新サービスを広く認知するためのマーケティング活動も重要となります。自社にこれらのノウハウが無い場合は、経営コンサルに依頼することで課題解決につながる可能性があります。
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売上は上がっているのに、収益が落ちているような場合は、利益率に原因があることが考えられます。経常利益や営業利益など利益別に要因分析を実施し、利益率を低下させているコストを突き止める必要があります。
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社会的な信用を上げることは、ビジネスを行っていく上で欠かすことができません。企業が社会的信用力を上げる方法の一つにIPOがあります。IPOによって、社会的信用力が増すだけでなく、知名度の向上など様々なメリットが期待できます。
長期的な売り上げを伸ばしていくには、新サービスや新商品の開発が外せない要素になってきます。開発にあたっては、コンセプトを明確にするだけでなく、事業モデルの構築や事業計画書の作成なども必要です。
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