ここでは、設備投資を検討している企業向けに、投資設備の実行プロセスや補助金制度について詳しく解説します。
DXにより社会や経済が急速に変化する中、企業は生き残りをかけて様々な戦略プロジェクトを立案し実行しています。中でも設備投資に関しては、投資額の大きさから経営戦略と密接な関係をもって実行されます。また、設備投資の成否が、中長期的な企業の成長発展に大きく関与してくるため、実行には慎重な判断が必要とされます。
設備投資の実行プロセスは、以下に示す手順によって行われます。投資が企業の成長や維持に欠かせないものかどうか、採算性も踏まえて検討を行うのがポイントです。
① 目的の明確化
生産力の向上や効率化など、設備投資によって実現したい目的を明確にします。
② 設備投資案の策定
新工場の建設、既存工場の改修など、目的にかなった設備投資案を策定します。
③ 設備投資の意思決定
策定案をもとに検討を重ね、自社に適した案を選択します。
④ 資金調達
⑤ 設備投資の実行
ものづくり補助金とは、革新的なサービスやプロダクト開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する中小企業向けの補助金制度です。補助額は100万円~1,000万円となっています。約3か月おきに通年で公募を行っており、スケジュールなどの詳細は「ものづくり補助金総合サイト」で確認ができます。
参照元:経済産業省(https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/manufacturing/)
事業再構築補助金とは、新分野展開、事業・業態転換、事業再編など中小企業の思い切った事業再構築を支援する補助金制度です。補助額は100万円~1億5,000万円となり、従業員数や事業再構築内容によって金額が変わります。建物費、機械装置・システム構築費なども支援対象に含まれます。詳細は「事業再構築補助金」の公式HPにて確認できます。
参照元:【PDF】事業再構築補助金事務局(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/koubo007.pdf)
設備投資を検討するにあたっては、設備投資の目的を明確にした上で設備投資案を策定し、採算性など考慮し実行するか否かの意思決定を行うことが大切です。中小企業向けには「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」といった制度もありますので、活用するのも手でしょう。設備投資は額が大きいことから、慎重な判断が必要です。資金調達のノウハウをもつ経営コンサルに依頼することで、助けを借りながら資金調達を進めることができるようになります。
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