業務コンサルタントと経営コンサルの違い

クライアント企業の業務フロー・業務プロセスの改善を支援する業務コンサルタントと、経営全般の相談に幅広く対応できる経営コンサルティングの違いについて紹介します。経営相談やパートナー探しにお困りの方はぜひチェックして下さい。

業務コンサルタントの業務内容

業務コンサルタントとは、「業務」に関するあらゆる改善を支援・提案するコンサルタントです。一言で「業務」というと非常に幅広いですが、現場における管理を中心とした各種オペレーションをイメージすると分かりやすいかもしれません。

ヒトやモノ・カネという経営資源をスタートとして売上や利益の獲得をゴールとすると、その間のプロセスが業務コンサルタントによって改善を支援する場面になります。事業によって業務内容はさまざまですが、それぞれの特徴や特性を掴みながら改善の後押しを行います。

業務コンサルタントが持つスキル・資格

業務コンサルタントになるために必要な資格はありません。どんな人であってもコンサルタントと名乗ることは可能です。しかしさまざまな事業の業務内容を知っているコンサルタントの方が、より改善の選択肢やパターンを知っているため高い価値提供が可能になるでしょう。

製造や販売、調達・会計などあらゆる業務分野の経験や知識を持っていたり、アプリやシステム開発で業務改善の経験がある方が業務コンサルタントとして活躍しています。

業務コンサルタントが解決できる課題

業務コンサルタントが支援するのは業務フローや業務プロセスの改善です。慢性的な人手不足に悩まされている・業務にコストがかかりすぎる・欲しい情報が把握できていないなど企業によって課題はさまざまです。最終的に改善が結果に繋がるのはもちろんですが、業務コンサルタントとして目を付けるのは結果ではなく過程です。

どのように業務を進めるのか・対応するのかといった「やり方」の部分に改善を加えることで、業務の効率化や企業としての価値向上に貢献します。

業務コンサルタントとITコンサルタントの違い

業務コンサルタントは業務改善を支援するコンサルタントであり、提案する改善手段はデジタル・アナログの両面があります。そもそもの問題としてアナログな改善で効率化が図れるのであればコストをかけず改善に繋がりますし、システム化やIT技術の導入が必要であればその支援を行います。

一方でITコンサルタントはIT技術を駆使した問題解決を支援する専門家ですので、デジタル技術の活用が前提となります。

経営コンサルタントとの領域の違い

業務コンサルタントは「今ある業務をどのように回していくか」という視点からクライアントにアプローチを行いますが、経営コンサルタントは業務プロセスに限らず経営資源の問題・財務の側面・外的環境の状況など幅広い視野をもって企業としてどのように経営するかの相談に対応してくれます。

特定の問題ではなくさまざまな問題を相談できる経営パートナーをお探しの方は、ぜひ経営コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。