経営コンサルの依頼費はどれくらいかかる？
経営コンサルにかかわる費用は高額と考える企業は多いでしょう。しかし、依頼の仕方ではコンサル費用は異なります。ここでは、経営コンサルの費用について考えてきます。
経営コンサルの費用相場
顧問契約
経営コンサルを顧問にすると、月に20～50万円かかります。顧問料は、会社の規模によって変化し、経営コンサルによって大きく変わります。こうした顧問契約を締結する場合は、特定の経営課題を解決する場合に支払うというよりも、毎月企業を経営コンサルが訪問して、パートナーとして支援する場合がほとんどです。
時間契約型
経営コンサルを依頼するとき、顧問契約を必ずしも締結する必要はありません。スポットコンサルなどの場合のように時間契約型の依頼も可能です。そのときの依頼料は1時間で5,000円～10万円です。これも経営コンサルの経験や企業への貢献度で大きく変わります。経営コンサルといきなり顧問契約を締結するのに抵抗がある場合は、こうした時間契約型で依頼するとよいでしょう。
成果報酬型
経営コンサルの力量が未知である場合は、成果報酬で依頼できる場合もあります。例えば、売上や利益の数パーセントの報酬を支払う場合があります。また、補助金申請で採択された金額の数パーセントを経営コンサルに支払うことも考えられます。成果報酬の場合は、後日トラブルにならないように、成果の評価をはじめに契約書に記載することも大切です。
経営コンサルの報酬の選び方はどれが良い？
経営コンサルの報酬は、①依頼の目的、②関与の適正、③成果への貢献を考慮します。例えば、スポットコンサルの場合は時間契約型、補助金申請の場合は成果報酬型で対応している経営コンサルも存在します。企業の視点から考えると、いきなり顧問契約を締結して定額報酬を支払うことに抵抗があるならば、目的・期間を定めた契約や時間契約などから始め、経営コンサルの力量を確認するとよいでしょう。
経営コンサルへの依頼で大事なのは費用よりも質
経営コンサルへ依頼するときには、コンサル費用を抑えるよりもコンサルの質を考えることが重要です。経営コンサルの力量が信頼でき、企業が望む経営課題を解決したときの効果に見合う費用であれば、コンサルにお金を支払う価値はあります。コンサル費用は、企業から見れば高額と思えても、企業文化を変革し、売上や利益率の改善にのちのちつながるからです。